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『毒と私』 [小説感想]


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カテゴリーをどうするか悩んでしまいましたが
取り敢えず小説ではありませんが、読書感想の意味合いでこのカテゴリーにしました。


正直この著者が行っているホメオパシーの存在は、本を読むまで知りませんでした。
パッシングがあったとの事ですが何も知らない状態です。
発端となった山口県新生児死亡訴訟もあまり知らない状態で今回この本を読みました。
産婦人科医のなり手が少ない原因の一つとしてあげられている新生児死亡。
マスメディアによるパッシングの怖さがあるなと思いました。
ただパッシングや山口新生児死亡訴訟についての詳細が記載されている書籍では、ありませんでした。
著者の生き様が書かれていました。
その生き様が余りにもショッキングと言うか、これがネグレストの子供と言うべきか
そっちの方が衝撃的でしたね。親としてネグレストの子の存在にショックでした。
戦後の地方では、女が一人で子供3人、姑を抱えて生活するってどれだけ壮絶だったか
そう考えたら文章に引き込まれて一気に読み切ってしまいました。
今でも実際に女が子供抱えて生活するのは、大変だと思います。
それが戦後の貧困状態なら余計だと思います。
著者がその中でも必死に生きていた様を言葉にするには壮絶でしたね。
著者の母親が如何に追い込まれて追い詰められていたかそう考えざる得ない印象を受けました。
そしてこの書籍は、アマゾンのレビューもこれほど多種多様なレビューも読む人によって感じ方が違うことが伺えます。
偏った読み方をせずに色々な情報を得ることは、重要だと思います。
だからこそ色々なレビューがあると言うことは、それだけ感じることが違って色々なレビューがあるのでしょうね。



毒と私

毒と私

  • 作者: 由井寅子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/07/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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